あれだけの演技力がありながら、どうしてチョウ・ユンファはアメリカではジャッキー・チェンほど評価されていなのですか?
ん~、活躍するフィールドの違いじゃないですか。ジャッキーやジェット・リーには「スタント」や「カンフー」という、受け入れられやすい特技がありますが、ユンファにはそれがないですから。アジア人(しかもおっさん)の「渋い」演技を観たがる米国人がどれだけいるのか?って話ですよね。例えば進出直後には『リプレイスメント・キラー』や『コラプター(邦題忘れた)』なんて、それなりにユンファのキャラを意識した作品もありましたが、作品的にも、興行的にも芳しくなかったですよね(個人的には『コラプター』は好きなんですが)。
それが悪循環を生んで、本来演技力で魅せたい役者なのに、それを生かす題材(役柄)がまわってこない。まあ、ハリウッドにまともなアジア人の役柄なんて望めないわけですが、やはり「アクション派」に対して、米国人俳優達と同じ土俵での勝負となる「演技派」の不利は否めないと思います。実際、『ドラゴンボール エボリューション』なんて、ユンファが出る必要のない映画に起用されたりしてますよね。正当な評価(というかチャンス)が得られないのは、彼自身苦痛なんじゃないかな?とか思ったりするんですが。
個人的には、ユンファは香港で自分を活かせる映画に出演して欲しいと思ってます(ジョニー・トーやイー・トンシン作品での彼を凄く観たい)。これはジャッキーやジェットも同じですが、ハリウッドじゃ彼らの個性が活かせてない。ハリウッド製の凡作・駄作の山を観てるのは、正直苦痛ですね。好きな俳優達だけに。
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